| Home |
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

スポンサー広告】 | top↑
『とある魔眼の眼鏡腐女』
何となくこなたの誕生日記念に、SS書いてみた男、スパイダーマッ!
かがみん「…既に二日ほど遅刻しているんですが」
というワケで、ごめんなさい。高良御影です。
前回書いて地味に好評だったあの問題作の続きというか、こなた視点Verを書いてみました。

とりあえず、今回のSSについて諸注意を。

・今回のも、らき☆すたの二次創作です。あと、政権DSとの関連性は皆無です。
・前回同様、SSには不安のある男が書いたSSです、過度な期待は厳禁です。
・例によって滅茶苦茶長めの内容です、だが私は謝らない。
・相変わらず作者の歪んだ欲望成分(石化とか)を含んでいます。
・やっぱり良い子は見ちゃダメ。大人になってからね。
・こなた視点なのに何故このタイトルなのかは最後に明らかになるはずです。

それでも読むという方は、続きからどうぞ。
(ふぅ、今日は余裕で間に合ったかな… 流石にちょっと眠いけど…)

いつものように眠気を抑えながら、登校する私。
目を擦りながら、教室の扉を開ければ、視界に真っ先に飛び込んでくるのはつかさの姿だ。
つかさの方も、すぐ気付いたのか、私の方に顔を向ける。

「こなちゃん、おはよー」
「おはよー、つかさー」

何の事はない、いつものやり取り。だけど、何かが足りなかった。
そう、みゆきさんだ。

「あれ?みゆきさんは…?」
「ゆきちゃん? うーん、私も今日は見てないよ?」
「…風邪でも引いたのかな?」

少なくともみゆきさんがズル休みなんてする人じゃないって事は、彼女を知ってる人なら誰もが理解している事。
みゆきさんがズル休みしたくなるものといったら、歯医者さんの予定ぐらい…?

そこにチャイムが鳴り響き、ガラッと戸が開く。黒井先生のお出ましだ。

「みんな席に付けー、ホームルームを始めるでー」

黒井先生の一声で、みんな自分の席へと戻っていく。

「じゃあ、出欠取るけど… その前に…」
「ざわ… ざわ…」

今にも誰かの顔が歪みそうな雰囲気… だと思うのは私と、ごく一部ぐらいか。

「高良は今日は欠席や」
「せんせー、みゆきさんに何かあったんですか?」

思わず聞いてしまう私。これも、人のサガかな…?

「あー、ちょいと高良のお母さんに何かあったらしくってな… まぁウチも詳しい事は知らんから何とも言えへんが…」

どうやら黒井先生にも、はっきりとした事は分からないようだ。
はっきりとは言えないほど説明しづらい事が起きているという事なのか、それともまさかのみゆきさんボイコットなのか…
まぁ、余程の事態でなければ、明日になればきっと来るはず…

とはいえ、やはり気になるものは、気になるわけで、授業に集中できない…いや、私が集中できないのはいつもの事か。
ちらりと、つかさの方を見てみると、向こうも私と同じであんまり集中できてないみたいだった。


昼休み。いつものようにかがみがやってくる。

「おーっす!」
「あっ、お姉ちゃん!」
「おーっすかがみん~」
「…あれ? みゆきは?」

かがみが、みゆきさんがいない事に気付くのに時間はかからなかった。
私とつかさが、事情を説明する。

「なるほど、そういう事だったのね」
「まぁ、多分明日になれば… とはいえやっぱ心配だよね…」
「うん… ゆきちゃん、大丈夫かなぁ…」


放課後、私達は廊下で黒井先生とみなみちゃんが話をしているのを目撃する。

「あれ?黒井先生とみなみちゃん… 何話しているんだろう?」
「きっとみゆきの事じゃない?」
「あー、そっか、そういえばみゆきさんとみなみちゃんって近所だから…」

「みゆきさんが、ですか…?」
「正確には、何かあったんは高良やなくて高良のお母さんの方なんやけどな… 何か聞いとらんか?」
「いえ、特には…」
「そうか、まぁちょっと気になってな…岩崎、確か高良んとこのすぐ近くやったよな? ちょいと様子見てきてもらえんか?」
「わかりました、帰ったらすぐに立ち寄ってみます」

なるほど、みなみちゃん家はみゆきさん家のすぐ近くなワケで…
確かにみなみちゃんほどみゆきさんの様子を見てきてもらうのにちょうど良い人はいないワケだ。


家に帰った後の私は、漫画を読んだり、ネトゲやったりといつもと変わらずだった。
確かにみゆきさんの事はちょっと気になる。でも、みゆきさんの事だからきっと大丈夫、と思い込んでいた。
けれど…

翌日も、みゆきさんは学校に来ていなかった。
黒井先生に聞いてみると、電話をかけてみたが出なかったらしい。
電話にも出ないという事は、みゆきさんにも何かあったのかも知れない…

みゆきさんがいないだけでも、心にぽっかりと穴が空いたような気分だった。

「やっぱり心配だよね…」
「うん、みゆきさんが黙って休んじゃうなんて普通じゃとても考えられない事だよ」
「まさかみゆきのお母さんの病気が、みゆきにも伝染したとか…?」
「かがみん、それ本気でありえそうで洒落になってないよ…」
「あっ、そうだ!帰ったらゆきちゃんのところに電話してみない?」
「そだね、後、もしかしたらみなみちゃん経由でゆーちゃんにも何か伝わってるかも」


ゆーちゃんに何らかの情報が伝わっている事を期待しつつ家に帰る。
だが、家にいたゆーちゃんの表情はどことなく沈んでいるように見えた。

「あれ?ゆーちゃん、何か浮かないみたいだけど、どしたの?」
「あ、お姉ちゃん… 実はみなみちゃんが学校休んじゃったんだけど…」
「…へ?みなみちゃんまでお休みだなんて…何か聞いてない?」
「それが、みなみちゃんの家に電話かけても、誰も出ないんだって… 私もさっき電話かけたんだけど、誰も出なくって…」

これは予想外だった。みなみちゃん、そしてみなみちゃんのお母さんまでやられてしまったという事だろう。
みゆきさんのお母さんを皮切りに、みゆきさん、そしてみなみちゃんとそのお母さんまでもが電話にも出られなくなるほどの重症に…
これって、かがみの説が現実のモノになってしまったという事…? そんなの、いくらなんでも私、もう笑えないよ…?
不安になって、私はすぐさま電話を手に取り、みゆきさんの家にかける。けれど、電話には誰も出ない。

「お姉ちゃん、誰に電話してたの?」
「あー、ちょっとみゆきさんのところに… 実はみゆきさんも昨日から学校休んじゃって…」
「えっ、高良先輩もお休み?」
「うん、昨日はまだお母さんに何かあったから休むって言ってたんだけど、今日はみなみちゃんと同じで電話にも出なくってさ…」
「…みなみちゃんも、高良先輩も大丈夫かなぁ…」
「うーん、大丈夫だと思いたいけど…」


…その翌日も、みゆきさんは来なかった。
相変わらず、電話にも出ないらしい。

「今日もゆきちゃん、来なかったね…」
「もうここまで来ると本気で事件の臭いがする…」
「縁起でもない事言うなッ!」
「来なかったといえば、ゆーちゃんから聞いたんだけど、昨日はみなみちゃんも学校来てなかったって…」
「えっ、そうなの?」
「うん… みゆきさんと同じで電話かけても出てこないって…」
「まさか、みなみちゃんまで…」

その日の夜、ゆーちゃんに聞くと、みなみちゃんも同じく学校には来ていなかったという。
…私は、ある決意をした。ちょうど明日は休日だ、確かめるには絶好のチャンスだ。

「あー、もしもしかがみんー」
「ん?こなた? どうしたのよ? …まぁだいたい検討は付くけど」
「うん… 明日さ、みゆきさんの家に行ってみない?ちょうど休みの日だしさ… 本気でみゆきさんやみなみちゃんに何があったのか確かめたいし」
「やっぱアンタも私と同じ事考えてたわけね、私もその事でちょうど電話しようと思ってたところよ」
「ほほぅ、電話を手にしてかけようかどうか戸惑っているところに急に電話が鳴り響いて慌ててたであろうかがみん萌え~♪」
「かっ、勝手に変な想像すんなぁっ!」
「まぁそういうワケで、明日13時ぐらいに集合って事で、つかさにもよろしくー」
「うん、じゃあまた明日」

後は明日に備えて…休むのは私の柄じゃないんだよねぇ… ちょっと見るものちゃんと見ておかないと…

「えーっと…お姉ちゃん…」
「ふぉぉっ!?」

急に後ろからゆーちゃんに声をかけられてビックリする。

「ど、どったのゆーちゃん?」
「明日、高良先輩のところに行くんだよね?」
「うん、そうだけど…」
「私も一緒に行ってもいいかな?」

ゆーちゃんも、私達と同じようにみゆきさんやみなみちゃんの事を心配している事は分かっていた。けれど…

「ごめんゆーちゃん、でも今回は私達だけで行くよ」
「えっ、どうして…?」
「もしかしたら何か大変な事件に巻き込まれているかも知れないんだよ? それで、もしゆーちゃんまで巻き込んじゃったら… だから、ゆーちゃんは家で待ってて…」

そう、何が起こるか正直言って分からない。
だから、ゆーちゃんまでそんな危険には巻き込みたくなかった。

「分かったよお姉ちゃん… でも、ちゃんと帰ってきてね…」
「大丈夫だよゆーちゃん、私を信じてっ!」
「うん…」


そして、翌日。いよいよ作戦決行の時が来る。
今、私とつかさ、そしてかがみの3人は、みゆきさんの家の前まで来ていた。
まずは軽くチャイムを鳴らす。だが、反応はない。

「ゆきちゃんも、おばさんも出かけているのかなぁ?」
「でも、人影は見えた気がするのよね」

みゆきさんの家の窓からは、カーテン越しに人の影が映って見えた。
家の中にいるという事は、病院に入院する必要があるほどの大きな病気では無さそうって事。
という事は… まさかのみゆきさんズル休み説?
とりあえず、叫べば反応があるかも知れない。そう思って私は声を出す。

「みゆきさんに告ぐ! 貴女は完全に包囲されている! 大人しく出てきなさい!」
「こんな所で叫んだら怪しまれるからやめいっ!」

真っ先に帰ってきたのはかがみのツッコミだった。相変わらずのツッコミの切れの良さ、流石はかがみん…

「それにしても、おかしいわね…病気かなんかだとしても、何らかの反応が返ってくるはずなのに…」

そう、ほんの微かな反応があってもおかしくはない。けれど、カーテン越しの人影すらも、微動だにしなかった。
そんな中、つかさがゆっくりと玄関のドアノブに手をかける。
私としては、ドアノブが照れてる?なんてボケを期待してみたけど、つかさにそれを求めるのは酷な気もした。

「…あれ?玄関、鍵開いてるみたい」

ガチャッ、とドアノブのレバーが動き、扉が開く。

「みゆきさん、鍵かけるの忘れてるなんていくらドジっ娘でもこれは致命的なミスだよ… というワケで、お邪魔しまーす」

私は早速みゆきさんの家に乗り込んだ。

「オイ待て、いくらなんでもそれはヤバイだろ!」
「そうは言うかも知れないけどさ、もしかしたらみゆきさん達に何かあったのかも知れないでしょ? あんまし考えたくないけど、殺人事件とか…」
「えぇぇーっ!?」
「つかさ、落ち着きなさいって。まだそうと決まったわけじゃないんだから」
「でも、一番最初にそういう事言ったのってかがみんだよね… 病気がうつったかもしんないって」
「う、ううう、うっさい!」
「とにかく、こうなった以上は私達で真相を確かめなければならない!」
「はぁ… どうなっても私は知らないからね」
「えっと、お邪魔します…」

つかさ、そしてかがみも続いて乗り込んでいく。
家の中で真っ先に見つけたのは人影の正体。

「なんだ、ちゃんと誰かいるんじゃないの」
「お姉ちゃん…あれはただの石像だよ?」
「え? ホントだ…私ってば何変な早とちりしてんだろ」

人影の正体は石像だった。椅子に腰掛けた女性の石像。でも、その石像に、私はあまりにも強い違和感を感じた。

「…いや、ただの石像にしてはおかしくない? ほら、この石像、何か服着てるし、よく見たらおばさんに似てるし」

そう、見た目はみゆきさんのお母さんそっくりだった。まるでそのままそっくり石にしたかのように…

「ホントだ… こっちにも服来てる石像がいるけど、誰の石像だろ…?」

かがみの視線の先には別の石像。そして…

「お、おおお、お姉ちゃん、こなちゃん…」
「ん?どうしたの?」
「こ、これ見て…」

つかさが指差した先には… みなみちゃんにそっくりの石像。
でも、他の二体と違って、何故かこの石像だけは裸だった。

「これ、凄く…みなみちゃんに似てる…」
「ほほぅ、これは確かに… 特に胸のぺったんこぶりの再現度が素晴らしいねぇ」
「それ、みなみちゃんが聞いたら間違いなく怒るぞ」

あまりにも精巧すぎるみなみちゃんの石像を見て、ある疑惑が浮かぶ。

「いやさぁ、まさかとは思うけどさ…」
「こなた?」
「この石像、みなみちゃんやおばさんにそっくりなんじゃなくってさ…本当にみなみちゃんやおばさんなんじゃないかって…」
「んな非現実的な事があってたまるか!」
「ど、どんだけー」
「いやいや、世の中、何が起きるか本当に分からないものだよ… もしかしたらみゆきさんも…」

そう、普通に考えたらあまりにも非現実的な話だ。石化なんてファンタジーや神話の産物でしかないんだから。
でも、逆に普通に考えてもここまで精巧な石像なんて作れるとは思えない。
特にみなみちゃんの石像… 妙なところまでリアルに作られているし… 周囲にはみなみちゃんが着ていたと思われる衣服の切れ端が散らばってるし…
そう思うと、どこかにみゆきさんの石像が転がっていても不思議ではなかった…
と、あれこれ考えていた時、つかさが突然大きな声を出す。

「あぁーっ! ゆきちゃん!」
「ん?」「えっ!?」「ひゃっ?!」

私は慌ててつかさの方を振り向く。
つかさの視線の先には、みゆきさんがいた。どうやらみゆきさんだけは無事だったみたいだ。
かがみが慌てて駆け寄り、叫んだ。

「みゆき!」
「は、はいっ! …あ」
「まったく、いるならちゃんといるって言ってよね」
「でも、ゆきちゃんが無事で良かったよぉー」

その時、私はある事に気付いた。
つかさとかがみの手足が、石のように変化し始めている事に。

「みゆきさんは無事でも…つかさとかがみは無事じゃ済まなそうだよ…」
「へ?こなた、アンタ何を言って…!?」
「な、なんじゃこりゃー!?」
「ど、どどど、どうしよう、お姉ちゃん!」
「わわっ、つかさッ!?」

自分の身体が石に変化している事に気付いた二人は、あまりの状況にパニックになる。
つかさがパニックのあまり、かがみに抱きつく。抱きつかれたかがみはそのままつかさに押し倒され、偶然にも抱き合う形で横に倒れる。
そして、さっきまで二人に隠れて見えなかったみゆきさんの姿が目の前に飛び込んでくる。

私の目の前に現れたみゆきさんは… 泣いていた…

「ねぇ、ゆき…ちゃん… これって… どういう… 事…?」
「まさか… みなみちゃんも… おばさんも… アンタが…」
「ゆ… き… ちゃ……」「み… ゆ……」

私の側で、かがみも、つかさも、石になった。
全ての謎が、今、繋がった気がした。

理由は分からないけど、突然、石化能力を持ってしまったみゆきさん。
みゆきさんが、こんな力を望んで手に入れたわけじゃないというのは、今の悲しそうなみゆきさんを見れば分かる事だった。

お母さんが大変な事になったというのは、最初にみゆきさんのお母さんが石になってしまったという事。
みなみちゃんが学校に来なくなったのは、そのみなみちゃんが石になって転がっているという事。
みなみちゃんの家に電話しても誰も出なかったのは、みなみちゃんのお母さんも石像として佇んでいるという事。
そして、みゆきさんが学校に来なかったのは、きっと、私達を巻き込みたくなかったから。

私達を巻き込まないために、ずっと、みゆきさんは孤独と戦っていたんだ。
私も、かがみも、つかさも、ここ数日、みゆきさんがいなくて寂しかった。けど、みゆきさんはそれ以上に辛かったんだろう。
心のどこかで、みゆきさんは私達が来るのを待ってたかも知れない。でも、みゆきさんを余計悲しませる結果になってしまった。
こんなに辛そうなみゆきさんを見たのは、これが初めてだった。

今のみゆきさんに、救いの手を差し伸べられるとしたら、それが出来るのはきっと私だけだ。
だから、私はみゆきさんに向かって歩き出す。

「ねぇ…みゆきさん… 泣かないでよ… みゆきさんが泣いてたら…私達、何の為に来たか分からないよ…」
一歩。

「みゆきさん、急に学校に来なくなって、電話にも出なくて…私も、つかさも、かがみも、みんなすっごく心配してさ…」
また一歩。

「みゆきさんがいなくて、ちょっと寂しかった… けど、みゆきさんは、私達なんかよりもずっと寂しかったんだよね…」
ゆっくりと…

「みゆきさんが寂しくならないように…みんなで来たんだよ… だからさ、もう泣かないでよ」
みゆきさんの側に近付く。

更に泣き出したみゆきさん。 もしかして、やっちゃった…?

「むぅ、参ったねぇ、逆に泣かせちゃったかな…」
私はそっと、みゆきさんの頭を撫でた。いつもはふんわりと優しく包み込んでくれそうなみゆきさんを、逆に優しく包み込むように…
でも、こうして撫でていると逆に私が飲みこまれそうで… お、恐るべしみゆきさん…

次第に、みゆきさんが落ち着きを取り戻したかのように見えた。
後は、ちょっとしたイベントでも起こして、みゆきさんの悲しみを吹き飛ばてあげたいところだけど…
そう思って、辺りを見渡してると、石になったかがみとつかさの姿が目に入る。
そして、私はある事を閃いた。

「さて… みゆきさん、どっかにカッターってないかな?」

私でも突拍子もない行動だと思った。でも、これぐらいの方が意識を別の方向に持っていけるはず。

「それなら、あそこに…って、泉さん、カッターで何をするつもりですか?」
「いやー、何をするって、そりゃあ…」

みゆきさんにカッターの場所を教えてもらった私は、カッターを手にすると迷わず二人の側に近寄り、そして服を切り裂いた。

「ひゃっ!い、泉さん… 何を…」
「何をって、そりゃ見れば分かるでしょ。 いやぁ、こういう時じゃないとじっくり堪能できないしねぇ~」

そのまま二人の服を全て剥ぎ取り、全裸にしてみる。普通だったら間違いなく怒られているところだろう。
うん、これぐらいやれば、みゆきさんの意識もこっちに向くでしょ。…まぁ、半分以上は私の欲望も混ざってるんだけどね。
それにしてもこれはエロイ… でも、隅々まで見てみたいのにこうも抱き合ってるせいで見えないところが多いのがちょっと…
でも、逆にポーズのおかげでそそるモノもあるから、まぁ良いか…

「いやぁ、これはなかなかに素晴らしい… ねぇ、みゆきさんもどう? こんなの滅多に見られないよ?」
「い、いえ、遠慮しておきます…」
「そんな事言っちゃって… じゃあさ、あのみなみちゃんはどういうことなのかなぁみゆきさ~ん?」
「はうっ!? そ、それは…」

思わず顔を真っ赤にするそんなみゆきさんが可愛くて、つい顔がにやけてしまう。
私はみゆきさんの側に寄り、そっと囁いてみる。

「ふふふ、もう少し自分に正直になっても良いと思うんだけどねぇ」
「で、でしたら少しだけ…」

誘惑に負けたみゆきさんも、二人の姿をじっくりと眺め始める。
なんだか、私以上にしっかり眺めているような気がする…

でも、問題はこの後だ。
このまま帰るという事は、みゆきさんをまた1人にしてしまうという事、そしてかがみや、つかさを置き去りにしてしまうって事…
それは私にとっても、みゆきさんにとっても辛い事だ…
正直言えば、みんなと離れたくない。

 …そうか、私も一緒に石になれば… ずっと、一緒にいられるんだ…

うん、決めた。

「さてさて、いいものも見れたし… みゆきさん…」
「…どうしましたか?」
「…えっと、ちょっと待ってて」
私は衣服を脱ぎ始める。どうせ石になるなら、やっぱこの方が良いし…
「い、泉さん!?」
目の前でいきなり服脱いで裸になろうとしたら、そりゃいくら女同士でも慌てるよね。
まぁそんな事はお構いなしに、綺麗さっぱり脱ぎ捨てて裸になった私は、みゆきさんの方を見つめ、そしてこう告げる。

「みゆきさん… 私も、石にして…」
「い、泉さん!? 何を言い出すんですか!? 何でそんな事を…」

そりゃ、普通に考えたら殺してくれっていってるようなもんだって事は私だって分かってる。
だから、私は自分の本心をみゆきさんに告げる。

「んー、だって、このまま帰っちゃったらさ、みゆきさんにはまた寂しい思いさせちゃうし、つかさとかがみを見捨てるみたいで何か悪いしさ…」
「でも、だからって…」
「私だって、みゆきさんと…みんなと一緒にいたいからさ… だから、お願い…私も…」

………。

「…本当に、それでよろしいんですね?」
私の決意が伝わったのか、みゆきさんから、確認の一言。

「うん… まぁ心残りがあるとしたら、やりたいけど詰んだままのゲームが残ってる事ぐらいかな? それに、一つぐらいは、笑顔の石像があっても良いと思うしね」
口ではこう言ったけど、もう一つだけ心残りがあるかな…
ゴメンねゆーちゃん… 約束、破る事になっちゃって… 

「…分かりました、では…」
みゆきさんが眼鏡を外して、私の目を見つめる。
みゆきさんの目が一瞬、光ったように見えたその瞬間、急に自分の身体がずしりと重くなる。

「ぬおっ… これって、思ってたよりも…きついね…」
パキパキという音と共に、私が石に変わっていく事を実感する。
もうすぐ、周りのみんなと同じように、私も石になるんだ… でも、その前に… 伝えたい事、伝えなくちゃ…

「最後に、言っておきたい事があるんだけど、良いかな…?」
私は、最後の力を振り絞り、みゆきさんに語りかける。

「はい、何でしょうか?」
「その…みゆきさん… 今まで、ありがとうね…」
…何言ってるんだろう、私。これじゃお別れの言葉だよ… 何か違うよね… これからずっと一緒なんだから…
「いや、ちょっと違うかな… これから…も… よろし…く… ね…」

あぁ… もう、何も喋れなくなっちゃった…
意識も… 薄れてきて… これで、本当に… 石に…

みゆきさん… これからも… ずっと… 一緒、だよ―――――――























「………あれ?」

気が付いたら、私は机の上に伏していた。

「おかしいなぁ… 私、石になって… ひょっとして、夢だったのかな…?」

どうやら、あの出来事は全部、夢の話だったみたいで、私は寝落ちした後、ずっとあの夢を見ていたようだ。
それにしても、妙な夢だったなぁ… どこかのFBI捜査官に間違いなく疲れてるって言われそうな内容だよ、これ…


いつものように眠気を抑えながら、登校する私。
目を擦りながら、教室の扉を開ければ、視界に真っ先に飛び込んでくるのはつかさの姿だ。
つかさの方も、すぐ気付いたのか、私の方に顔を向ける。

「こなちゃん、おはよー」
「おはよー、つかさー」

その近くには、ちゃんとみゆきさんもいた。

「おはようございます、泉さん」
「みゆきさんもおはよー」

いつもの光景のはずなのに、凄くホッとしたのは、やっぱりあんな夢を見てしまったせいかな…?

昼休みにはかがみもやってきて、いつもの四人に。
でも、途中でみゆきさんから、予想外の話が飛び出してきたのだ。

「実は昨日、妙な夢を見てしまいまして…」

夢の内容を聞いて、私は驚いた。私が見た夢の内容にあまりにも似ていたのだ。
もっとも、その内容はみゆきさんの視線から見たものだったけど…

「と、いう感じの夢を見てしまいまして…」
「どんだけー」
「みゆき… アンタ疲れてるのよ…」

私は、恐る恐る聞いてみた。
「でもさ、みゆきさん…何でそんな夢見たの? 何か、心当たりってない?」
「いえ、特にこれといった心当たりは…」
みゆきさんでも、何故そんな夢を見たのか分からなかったようだ。

「まぁ、夢なんて一々気にしても仕方が無いんじゃない?」
「そうですよね… あまり深く考えない事にしておきます」

みゆきさんだけが見た夢なら、ただの夢で済ませそうだった。
けど、私も同じような夢を見てしまった以上、ただの夢だとは思えなかった。
かといって、この事を言ったところで、みゆきさんに余計な不安を与えるだけ…

この時は、全部ただの偶然だと思いたかった。






そして、あの夢は…





何故か現実になって…
あの夢と同じように、みゆきさんの母さんも、みなみちゃんとそのお母さんも、かがみも、つかさも石になっていて…

違うところがあるとすれば、私とみゆきさんが、夢という形でこうなってしまう事を知っていた事。そして…
みなみちゃんの石像を優しく抱きしめる、ゆーちゃんの石像が増えたという事。

あの夢と同じだと途中で気付いた以上、みゆきさんの家に行く事を決めた私達に付いていきたいというゆーちゃんを止める事もできなかった。
そして、ゆーちゃんは私と一緒に、目の前でかがみとつかさが石になるのを目撃し、そして自ら服を脱ぎ捨て、石にしてもらう事を決めたのだ。

今、残っているのは私とみゆきさんの二人だけ。

「泉さん… 私と同じような夢を見たのだったら、この状況を知っていたのなら、避ける事だって出来たはずです… なのに、どうして…」
「そりゃみゆきさんの言う通り、フラグ回避する事だってできただろうね… でも…」

私は服を脱ぎ捨てる。そして…

「やっぱり、寂しい思いはさせたくないから… だから、みんなでずっと一緒に…」
「泉さんの馬鹿… もう、知りませんから…」

みゆきさんが眼鏡を外し、私を見る。
夢と同じように、みゆきさんの目が光り、そして自分の身体が石に変わり始める。

「…泉さんは、ご自身が石になった後の事は、知らないんですか…?」
「うん… あの後ってどうなったの?」
「そうですね… あの後は…」

いきなり、私を抱きしめるみゆきさん。

「うぉっ!? みゆきさん…?」
そのままみゆきさんは、眼鏡を投げ捨て、そして鏡に映るみゆきさん自身を見つめた。
…私を抱きしめる、みゆきさんの手が灰色に染まりはじめる。

「こうしたんですよ… 私も、ずっと、皆さんといられるように…」
「そっか… そうだったんだ… でもちょっと勿体無いなぁ… みゆきさんが石になっちゃったら、もう誰もみゆきさんの柔らかい胸を堪能できなくなっちゃうんだからさ」
「い、泉さんッ! もう、こんな時にまで何を…」
「でも、これで… ずっと一緒だよね…」
「えぇ… いつまでも…」

私とみゆきさんは、一緒に石になる…
二人で、一つの石像になって… ずっと… いつまでも… いつまでも―――――――























「…ハッ!? い、今、凄い夢を見てしまったかも…」
あまりの夢の内容に思わず飛び起きる私。
普通ならこういうネタになりそうな夢は、起きると忘れてしまうんだけども、何故か今回のは鮮明に覚えていた。

「いやぁー、ネタとして見ればなかなか面白そうなんだけども、石化なんて上級者向けな題材… ひょっとしたらこれはこの期に新しいジャンルに挑戦しろっていう神のお告げだったり!?」
…でも、なんで自分でもこんなネタ浮かんじゃったのかなぁ? まぁ、普通に考えたらありえないって事は分かってるんだけどねー…

それにしても、石化… 石化かぁー…
正直そんな能力あっても、私にはそういうのコレクションするような趣味は無いし…

 キラッ☆

今、窓に映った私の目が心なしか光ったような…
あ、あはは… 気のせい、気のせいだよねー…

うん、ネタも纏めたし、これでいつでも描ける! よし、朝まで二度寝しよっかな… おやすみなさーい… Zzz…


~ fin ? ~
スポンサーサイト

固人レッスンTB(0) | CM(3) | top↑
<<蘇る金狼感謝の日 | Home | この記事はボーグ脳に侵食されてる!?>>
comments
とりあえず近況…

せ、せめて最凶伝説2010だけは…何とかしないと。
VIPの夏の陣の公開と同時にここに投下出来れば…!
【2010/06/15 01:11】URL | 西本次郎丸 #0MXaS1o.[ EDIT]
お久しぶりです、とりあえず生存報告というか。

みんな御影さんの動画を心待ちにしているから、のんびりでも良いから完成させてください。
あとこの私もツイッターを始めました。
http://twitter.com/
【2010/06/15 21:13】URL | ベール=ゼファー・ガミジン総司令官 #PEYYjW2o[ EDIT]
うん、まず返信めがっさ放置しててごめんなさい…

>西本次郎丸さん
良かった…最凶伝説2010は進んでいるようで安心したんだぜ!
しかし、夏の陣の公開と同時… タイムリミット近いじゃないっすか!大丈夫なのか!?wktkしてるぞぉぉぉぉぉ!待ってるぞぉぉぉぉぉぉぉ!(暴走


>ベール(ryさん
製作ペースこそは仕事もあるせいで牛歩レベルにはなりましたが、ゆっくりじっくり進めていますのでご安心を~
そして、ツイッター始めたと言いながらリンクがツイッターのホームなせいでフォローのしようがなくて本気でどうしようかと思ったぜ!
そちらからフォローいただかなかったらきっとフォローのしようが無かったぜ…
【2010/08/02 22:52】URL | 高良御影 #2h.3tfRE[ EDIT]
please comment














Only Admin
| Home |
プロフィール

高良御影

Author:高良御影
無謀にもブログに手を出してみた。
主に製作状況報告とか、元ネタ的な解説とか、嫁キャラへの思い入れ的なものとか。
あと気に入ったものとかもいろいろ紹介してみようかなと。

[HN由来]
本当は普通に御影にしたかったけど、既にいっぱい使われてるっぽい。
悔しいから、嫁の姓を頭につけた。後悔はしている。

[家族構成?]
嫁:みゆきさんとミルフィーユは鉄板。この二人は外せない。
母:幽々子様
姉:雛乃、バルクホルン
妹:鈴凛、衛、木之本桜、ハルトマン姉妹
兄:真田先輩

…ぇ?何か増えてる?それは幻覚じゃないのかな?

[拍手とかコメとか]
何かあればツッコミ入れます。

[好きなライダー]
地獄兄弟、草加雅人

[心の師匠]
伊藤ハイジ氏とブルーベリーの人はガチ。

[リンクとか]
制限は無し。
リンクフリーなんだぜ。
でも報告あると嬉しいかな。相互リンクに関してはちょいと考えてから決める方向で。
コンゴトモ ヨロシク

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。